鍼灸治療は副作用がないから
赤ちゃんからお年寄りまで老若男女に受けていただけます。
鍼を用い、身体の表面(主にツボにあたる部位)や特定の筋肉・各部位などに対し治療を施し、症状の改善に効果をあげます。
鍼を刺すことで「痛い、怖い」と思われる方も多いようですが、治療に用いる鍼は一般的には直径0.2mmと毛髪ほどの細さですし、習熟した技術により、瞬間的に皮膚を通過させてしまうので、ほとんど痛みはありません。
当院では、滅菌済みのディスポーザブル(使い捨て)の鍼を用い、器具・手指の消毒をしっかりと行うなど、感染防止の意味も含め衛生面にも十分な配慮を払っています。
一般的には艾(もぐさ)を用い、身体の表面(主にツボにあたる部位)に温熱刺激による治療を施し、症状の改善に効果をあげます。
お灸の治療は電子温熱灸を使用しています。
艾(もぐさ)を燃やしてのお灸と違い、火を使わないので火傷の心配もなくお子様やお年寄りでも心配して治療をお受けいただけます。
煙も出ませんので煙たいのが苦手な方にも最適です。
肩こりや腰痛、関節の痛み等・・・表に現れる「痛み」の症状にも鍼灸治療は効果的ですが、頭痛や腹痛といった内臓の不調にもその効果は同じように期待されます。
さらに、それらの痛みの原因が、ストレスや精神的・肉体的疲労など、西洋医学(投薬など)では対処しにくいものであった場合でも、鍼灸治療の、「心身のバランスを調整する」、「生体の自然治癒力を高める」といった側面からのアプローチを加えることによって、原因そのものの改善にも効果が期待できるのです。
なんとなく身体がだるい、イライラする、夜眠れないなど・・・心身のコンディションを整えることにも効力を発揮します。
肩こり・腰痛・疲労回復・神経痛・関節炎は勿論のこと、多くの症状に適応しますが、下記にその一部を列記します。
最近、NIH(米国国立衛生研究所)の見解として鍼灸治療の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表しました。WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気には、次の物を挙げています。
神経系疾患 |
神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー |
運動器系疾患 | 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫) |
循環器系疾患 | 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ |
呼吸器系疾患 | 気管支炎・喘息・風邪および予防 |
消化器系疾患 | 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾 |
代謝内分秘系疾患 | バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血 |
生殖、泌尿器系疾患 | 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎 |
婦人科系疾患 | 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊 |
耳鼻咽喉科系疾患 | 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎 |
眼科系疾患 | 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい |
小児科疾患 | 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善 |